生前契約とは
生前契約って、どんな契約?
人は、いつ、どこで、どんな災いに遭遇するかわかりません。
十分な判断能力のあるときに、自分の意思で、死後のことや、万一判断能力をなくしたときのことを考えておくことが必要な時代になりました。
その結果、どんなときにどんな支援が必要か、を決めて契約しておくのが「生前契約」です。
これまでは、療養看護や最期 の看取り、葬儀などは、家族の役割でしたが、これからの新しい時代を生きていく私たちには、「自分らしい生き方」の選択と同時に、自己責任で「死」など、不測の事態に備えておくことが必要となります。
生前契約は、「死後事務」と「生前事務(後見事務)」に大別されます。りすシステムの生前契約は2種類あり、「死後事務」のみの契約と「死後事務」と「生前事務(後見事務)」の契約とがあります。
死後事務とは?
人が一人死ぬことで必要となる仕事が生じます。
どうしてもしなければならないことは想像以上にたくさんあります。
その仕事の中には、「誰もが必ずしなければならないこと(基本型死後事務)と「その人に限って必要なこと(自由選択型死後事務)」があります。
「死後事務委任契約」を結ぶにあたっては、自分にとっては「何が必要か」を考え、必要なことだけを選択して依頼することができます。
死後事務の内容
- 火葬・納骨・葬儀
- 電気・水道・ガス等の料金支払や整理
- 住んでいた住居の片付け、賃借の場合は返還事務、同居していた人に対する住み替えの支援
- 保険・年金などの諸手続き
- クレジットカードなど各種カード類の解約、返還手続き
- 個人情報(パソコン、携帯電話等)の消去、破棄
- ペットなど死者が愛用したものや情報の処分
- 祭祀財産の処理(墓、仏壇の管理や処分なども含む)
- 死後もお世話になった方へのお祝いや香典などの社会参加の代理・代行
- その他
生前事務(後見事務)とは?
日々のくらしの中で不測の事態が起こったとき誰かの助けがほしい、そんなとき役立つのが生前事務委任契約です。これまで家族が当然のこととして担ってきた仕事を、第三者に依頼することで、安心できる生活が保障されます。
生前事務(後見事務)の内容
- 入院、賃貸住宅入居、老人ホーム等への入所の際等の身元引受保証
- 認知症などになった場合の後見、ケア
- 手術の立会い、医師からの説明への立会い、同意の代理等
- 医療上の判断に関する意思表示の代理
- 財産の維持管理や処分等の支援や代理
- 介護保険その他必要な福祉サービスの契約の代理、立会い
- その他、現在、家族が行なっていることで日常生活での困りごと、また生活の質を高めるために必要な生活上の各種支援など
りすシステムでは会員の1人1人の
自分流の「生」、自己責任の「死」を
生前契約によって支え、公正証書によって守っています。
動画で紹介
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